新郎からの贈り物
2010年2月28日(日)
スタッフ狩俣です。
今日は、一日かけ、4月のお客様の打ち合わせを
させて頂きました。
色々なタイミングが良く、
リズムが良く、
あれよあれよと言う間に、色々な事が決まり、
私も一安心です(^^)
そんな、一日ご一緒したお二人と、
終盤、ゆっくり打ち合わせをしていると・・・
新郎「かんざしって、買えますか?」
カリマタ「?????」
・・・ゆっくり話しを伺うと、
何でも、新郎は、以前から思っていたことが。
「今の日本は、古いものを代々受け継いでいく文化が薄れてきている!」
「だから、自分が結婚する時には、お嫁さんが身に着けるもので、
代々受け継いでいけるものを、贈りたいと思っていました!」と。
拍手です。
こんな男性、なかなかいません。
「ダイヤモンドは?」と聞いてみると、
すでに、贈っていることもありましたが、
「和にこだわりたいんです!」と。
よくよく聞くと、最初は「白無垢」や「色打掛」を
プレゼントしようと思っていたとか。
洋装のものでは、ダメだったのは、
彼が、“日本文化”にこだわった事と、
洋装では、流行に左右されやすいし、
好き嫌いが分かれてしまうから・・・との事。
この新郎。
見た目は、ちょっと“やんちゃ”な青年(笑)。
でも、話せば話すほど、
彼の真面目さと、彼女を思う気持ちの深さを
目の当たりにし、
「どうにか!力になりたい!」と想いました。
私の、頭を振り絞って、振り絞って、
約2時間。
結論は、「やっぱり、かんざし以外はない!」となり、
最後に、うちの先生に知恵を借りようとしたところ、
先生も、「やっぱり、かんざししかないね!」
そして、彼のひたむきな姿勢に感銘を受けた先生。
「大阪か東京で、二人の代わりに買ってくる!」と。
人の、熱い、深い思いは、
時に人を動かします。
その思いが、自分勝手だったり、
極端に偏っていたりすれば、
また、話しは違うと思いますが、
彼の、ひたむきな思い。
動かされました。
私たちは、「衣装屋」であり、「美容師」でありますが、
それだけに留まらず、
花嫁のメンタルに寄り添ったり、
お二人の思いを形にする為の
相談窓口になったり、
オールマイティーである必要があります。
それは、お二人と、お二人の結婚式まで、
一番近く、一番長く一緒にいる存在だからです。
だからこそ、私たちができることは、
不可能でない限り、して差し上げたい。
そう、改めて、感じた一日でした。
カリマタユキ
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